まめこは思う

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結婚した相手が毒親に育てられたヒトだとけっこうシンドイ

先日、めでたくなくなってきた誕生日を迎えたまめこです。普段から気のきいたことなんぞしない夫さんが珍しく誕生日のプレゼントをくれました。

 

今回は、このクセモノ夫さんのことを書いてみました。いわゆる毒親に育てられた彼と私の7年間です。

 

 

 

前から私が欲しいと言っていたiRobot社のブラーバ。

Twitterでも言った通り、『これで豆ちゃんの記事を書く時間が増えるね!めっちゃ稼いでね!』という言葉も添えて。

 

なーんか。プレゼントなんですかね。これ。

プレゼント=嗜好品というイメージがある私は、もう乙女心を捨てたほうがいいんでしょうか。

しかも、金を稼ぐ手段の一部として買い与えられたような…金の亡者じゃ。

 

 

自己啓発本の購入数が半端ない

そんなまめこの夫さんですが、昨日またしても自己啓発本を5冊も買ってきていました。もうそんな光景も見慣れたもんですが、その中の1冊がすでに読んだもので指摘するまで気が付いておりませんでした。またブックオフで売らねば…。

 

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夫さんは結婚当初から一貫して、経済系(金儲け関係・税金関係・経営関係)と自己啓発本を6:4くらいの割合で読んでいます。1カ月で20冊は読んでいるのかな?

 

結婚当初、夫さんが毎日読んでいる本には何が書いてあるんだろうと、オススメの本を聞いたことがありました。←新婚ホヤホヤで、好きな人には何でも興味があった時期w

 

『豆ちゃんにはこれがいいかも~』と数冊渡され、ちょっと読んでみました。

 

当たり前のことしか書いてねぇぇ!!!!!

 

と、ポジティブ絶頂期のバカ女には何にも響くものがありませんでした。

(今はね、ちょっと病むと夫さんの書庫から拝借するけどね)

 

まぁ、どんな本を読もうとも個人の自由ですし、それで彼の糧になるんならどうでもいいやーと思っていたんです。

ですが、ずーっとずーっと自己啓発本の多さに疑問を感じていて。それが、結婚して2年くらいで理由が判明したんです。

 

 

夫さんの両親が揃って毒親だった

結婚してから2年たったある日。夫さんの実家は車で7時間ほども離れた距離にあるため、年に数回の帰省のみでした。

 

夫さんと私は一回りほど年が離れているんですが、結婚の報告で会った時は『こんな若い娘さんがお嫁さんになってくれるなんて!』『おめでたいおめでたい』と義理両親は大喜びしてくれました。

 

優しそうなお父さんとお母さんで良かったな~と思っていたんですが、これが1~2年かけて化けの皮を剥がし始めます。

 

  • 夫さん(次男)がいかに長男より劣っているか
  • 夫さんは褒めるに値しない人間
  • 夫さん(嫁含め)は将来に渡って自分たちの養分として生きていくべき
  • 価値のない夫さんの子(自分たちの孫)は長男の子より劣っている
  • 子供を1人しか育てていない人間は頭おかしい
  • 3人以上子供を産んでいる人間も頭おかしい

 

他にもたくさん色々あった気がしますが、まぁだいたいこんなことを帰省するたびに言われるようになるわけです。しかも、オブラートなしで直球です。

さらに義理両親揃ってタッグを組んでくるから、ますますタチが悪い。

 

 

異常なほどの長男教

とにかく、自分たちがいつまでもピラミッドの頂点、そして私の夫さんが底辺というわけです。彼らは異常なほどの長男教だったわけですが、地主でも資産家でも農家でもなく、ただ普通のサラリーマン家庭。

 

ここまでなぜ長男に固執するのか疑問だったんですが、のちに長男も同じ思考回路のため意気投合しているというのが分かりました。

 

 自分たちが通ってきた道が正しく、その他の人間(長男家族以外)が劣っていることを帰省する度に言われ続けてきました。

 

そんなこんなで、『おい、こいつら頭おかしーんじゃね?』と私が疑問を感じ始めた頃です。

長男(関東で社長業)の事業が傾き始めたと、帰省中に義理両親から報告されました。

 

『あらま、それは大変ですね。でも、長男さんのことですからきっとまた上手く乗り越えますよね』…と心にもない慰めを言った瞬間、

『そうなんだ!もうお前(夫さん)の収入なんかあっという間に超えるからな。はっはっはー』とクソジジイ義理父が言い放ったんですね。

 

…おいおい。今収入の話なんかしてないし。てか、夫さんの収入を下回ったって自分からカミングアウトしておいて、それからのマウンティングですか。

夫さんは夫さんで、いい大人なのに泣きそうな顔してるし。

 

ここらへんで、やっと夫に確認しておかないとなのかな…と思いました。

 

 

夫の目を覚すことからすべてが始まる

結婚当初、私たちが唯一した約束があります。それが『身内の悪口を絶対に言わない』ということ。

それが原因で家庭崩壊した人たちを見てきましたし、何より楽しく結婚生活を送れなくなると思い、私から夫さんへの要望という形で2人の約束にしました。

 

ですが、夫さんの両親のパンチが凄すぎて、正直私も精神疲労がハンパなくなってきたんですね。このころには、私の携帯電話にまでかけてきて、先ほど言ったような内容を永遠と言ってきたんです。

 

私も聖人ではないので、電話がかかってきたときや帰省した帰りなんて情緒不安定もいいところ。悪口を言わないように…と我慢している反動で、かなり夫さんに八つ当たりをしてしまう状況に。

自分たちのことではほとんど喧嘩しないのに、2人で心を乱されてしまって喧嘩を繰り返すようになってしまいました。

 

もうかなりシンドイ状況まで来たので、これ以上は精神衛生上よろしくないと感じたので、『あのさ…』と義理両親へ感じていた不信感を夫さんに告白しました。

 

最初は『豆ちゃん、ひどい!』と言っていた夫さんでしたが、薄々彼なりに感じ取っていたようです。

小さい頃から同じ対応を義理両親にされてきたこと、子供の頃に褒められた記憶がまったくないこと、結婚する時に私の両親に会って『こんな親もいるんだ』と驚いたこと…。(うちの親は私を全肯定するタイプ。そんな娘が選んだ結婚相手にもさらに全肯定)

 

 

うちの親は普通じゃないかもしれない、とその時やっと気が付いたようです。

夫さんの中で、いの間にか世界を学ぶ手段として自己啓発本が位置するようになったみたいですね。今でも、自己啓発本を読むと『心が引き上げられる気がする』と言います。宗教のようなものでしょうか。

 

そこからは何度も何度も2人で話し合い、夫さんの素晴らしいところをほめちぎり、彼の自己肯定感を高める…その繰り返しでした。

 

 

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夫の子育ての不安から一人っ子を選択

もちろん、長年(40数年間)その環境が当然だった夫さんを、自己否定の呪いから解くにはかなりの時間を要しました。実際、今でもその片鱗は残ってしまっています。

 

特に、私たちの生活に影響したのが子育て

夫さんは物心付いたころから、兄が褒められ自分はけなされ…という体験を繰り返してきました。子供心に、『あぁ、お父さんとお母さんはお兄ちゃんの方が好きなんだなぁ』とずっと感じていたそうです。

 

兄弟がいる人は少なからずこういう状況があったかと思いますが、『本当はそうじゃなかった』と子供のうちに気付けたり、大人になってから親の愛情に気付く人がほとんどだと思います。

ですが、夫さんの場合は他人の私から見ても、『今でもその状況に変化はないんだな』と感じられるレベルでした。

 

そのため、私たちの間に子供が生まれて、私が2人目をつくるかい?と夫さんに話した時、『豆ちゃん、実は2人目の子を愛せなかったらどうしようってずっと心配なんだ』と告白されました。

私は1人目がありがたいことに超!安産だったので、なんとなく2人目もいけるぜ!と思っていたんですが、夫さんは私の知らないところで悩んでいたようです。

 

2人目の子どもに、自分と同じ状況を作ってしまうかもしれない。子供2人を比べてしまうかもしれない…と。

この時、私は『それを悩んでいる時点で心配はいらないんじゃないかな?』とも思いましたが、ここは夫の心を最優先にしなければと感じました。

 

夫の心の不安感にわざわざ立ち向かって子供を作る必要もない、と私自身が一人っ子で不満を感じたこともない経験もあり、一人っ子をあえて選択することにしました。

 

実際、一人目の子供が検診で『お母さん、今まで大変だったね』と保健師さんたちから労いの言葉をかけられるほど手のかかる子だったこともあり、2人目にいく気力も失いかけていたのもありますw←はじめての子だったので、苦労している自覚が私になく、保健師さんたちに言われて初めて気づいたくらい。

 

よく、『2人目は生まれればなんとかなるよ!』という言葉かけを周りからされていましたが、経済的な問題だけでなく、夫の心の安定のためにも一人っ子を選択することにしました。

この選択が正しかったのかは今でも分かりませんが、今の3人での暮らしに満足しているので、まぁこれで良かったかなと思っています。

 

 

褒められたことがない人間はヒトを褒められない 

息子が生まれてからは、夫さんはかなり溺愛してくれました。

出産前には、すでに毒親によるトラウマの現実を知っていたので、正直『この人には子育ての協力を期待できないだろう』という覚悟もしていました。

ですが、予想に反してイクメンぶりを発揮し、今でも息子と2人でドライブにいくくらい可愛がってくれています。

 

こんな息子を溺愛している夫さんですが、唯一苦手な育児の場面が。それが褒めること

寝返りから始まって、お座り、ハイハイ、二足歩行…とどんどん息子が進化していく過程で、息子がよくドヤ顔で夫さんを見るんですね。『すげーだろ!』と。

 

でも、そんな時夫さんはただただ見つめているだけ。私が『あれ?』と違和感を感じるようになりました。

そう、褒め言葉を口にしないんです。

 

『ねぇねぇ、息子くんドヤ顔してるよ。褒めてあげなきゃ』とコソッというと『あ!!!』という表情をしてから『…ねぇ、なんて褒めればいい?』と。

 

もうね、この時は本当に、この人の受けた傷って思っていたよりもずっと深いのかもしれないって思いましたね。かなりショックを受けたのを今でも覚えています。

 

夫さんは褒められた経験がないから、褒め言葉を知らないんです。

 

経営者でもある夫さんは、スタッフたちには褒め言葉をかけます。ですが、それは経営論や自己啓発の本で学んだから。また、夫さんの人間性を知ってくれているスタッフがそれをフォローしてくれているのもあると思います。

 

ですが、対子供になると褒めることが難しくなるんです。私自身もそうですが、気が付かないうちに親が自分にしてくれたことを子育ての中でしてしまいます。

褒めることもそうですし、注意する言葉も自分の親にそっくりで驚くことも。

 

夫さんは親からは褒められなかったけど、先生や友人に褒められた経験はあるかもしれません。ですが、物心つく前から、そしてずっとこれまで一番身近な親に褒められていないので、気が付けないようです。

 

否定の言葉しか知らない夫さんは、どういう言葉をかけられたら子供が嬉しく感じるかも知らないんです。

そこからは、私の真似をしてもらうことにしました。『おお、息子くんマジで天才!』『めっちゃイケメン!』『おおおお~そんなことまで出来るようになったとは!!!』と親バカ前回の発言を真似してもらいます。

 

そんなことを繰り返すうちに、少しずつ息子を褒められるようになってきたんですね。今でもたまに褒めることを忘れてしまって、『パパ、ちょっと僕のことスゴイって言ってくれない?』と息子自身に指摘されてしまうこともありますが、すかさず褒めるようになったので安心しています。

 

最近では、『スムーズに褒められるようになった!』と成長を自分でも感じているようです。職場のスタッフや私にも褒め言葉を多くかけるようになってきました。好循環が生まれてきたようです。

 

 

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毒親に育てられた人がパートナーだとけっこうシンドイ 

夫さんの毒親による影響は、子育てに支障が出ただけでなく、プライベートな場面でも度々顔を出します。

仕事の時はスイッチが入るらしく、特にトラブルは起きていないようなんですが、心を解放している私生活で弊害が出やすく、毎回フォローをしなければなりません。

 

友人や知人たちとの距離感だったり、私の親との会話だったり、親戚関係の付き合い、冠婚葬祭のマナーだったり…。

親以外の大人とはほとんど会話をしたことがない幼少期だったらしく、正直『よくここまで大人になるまで知らずにいられたね』と半ばあきれるくらい、ビジネス以外の常識的な知識や感覚が欠如しまくっているんですね。

 

 その都度、『こういう時はね…』と教えなければなりません。そのたびに『ほ~!豆ちゃん物知り!』と素直に聞いてくれるので、こちらも根気強く教えられますが。

 

  

今の夫さん

 毒親という言葉はもちろん、夫さんを傷つけるので言っていません。親は親ですから。でも、夫さんは自覚が出来るようになってから親との距離を取り始めています。

何よりも、息子を守るためということが彼の中であるようです。息子に否定の言葉をかけられたくないのでしょう。このまま、すくすく育って欲しいと願うのは、他の親と同じなんだと思います。

 

あ、私自身はですね、義理両親からバックレました。2~3年ほど悩みましたが、最後の最後で私の両親を全否定されたのがキッカケになりました。

『一人っ子のまめこさんは頭がおかしいし、その一人っ子を育てたあなたの両親も頭がおかしい』と言われたのでね。

私を否定してもいいですが、さすがに両親をけなされたのはムリでした。私の中で大切な柱になっている夫さんと両親を否定されるのは何より悲しく、心をかなり削られますから。

 

そんな時に、夫さんが『戦わないで逃げよう』と言ってくれたので、そこからは全力で逃げました。

 

私は携帯番号も変えましたし、高齢の義理両親は物理的にこちらに来ることは不可能なので、今のところは一生会うことはないと思っています。

夫さんに聞いたところによると、介護を私にお願いしようと思っていた義理両親は、義理姉(長男嫁)に将来介護を依頼しているのだそうです。長男嫁は『金は払うからすぐ老人ホームへ』と言ったそうですが。

 

なぜ、介護を頼もうとした私にそんな罵声を浴びせたのか謎です。まぁ、養分だと思っていただけなんでしょうね。

 

今も夫さんは自己啓発本を読み続けています。今思えば、親から与えられなかった前向きな気持ちを本から吸収しているんだと思います。

ですが、本はあくまで疑似体験です。自分ですべてを経験する時間がないから、本という手段があるわけです。

普通であれば親から与えられるはずの肯定される気持ちを本で補うには、やはり不足しているんだと思います。

 

きっと、私が彼を肯定し続けていても、根っこの部分で彼を救ってあげるのは一生かかっても無理なんだろうなと感じています。それだけ、幼少期の親の持つ影響って大きいんだと夫さんのおかげで気づかされました。

 

 夫さんが死ぬ間際に『俺の人生、楽しかったなぁ』と心から思って、ぽっくりいければいいなーと感じているまめこでした。 

 

 

※毒親は、精神的な攻撃だけでなく身体的な攻撃をする場合もあるようです。夫さんは精神的な攻撃だけでしたが、これだけでもなかりの傷を受けます。しかも、本人にほとんど自覚がないのが厄介なところ。

ただただ今は自分たちが気が付かないうちに毒親にならないよう、気をつけなければいけないと思っています。